RESEARCH

研究内容

発達障害のある子どもの心の発達と、共に学べる教育のあり方を、3つのテーマから探究しています。各テーマには代表的な研究をあわせて掲載しています。

01 授業UD・インクルーシブ教育 02 発達障害児の心理学的特性 03 ダウン症児の発達支援
01

授業のユニバーサルデザインと
インクルーシブ教育

特別な支援を必要とする子どもを含め、すべての子どもが「わかる・できる」授業をどう設計するか。授業のユニバーサルデザイン(UD)の効果とその整備条件を実証的に検証し、UDがインクルーシブ教育システムの中で果たす役割を理論・実践の両面から検討しています。学級コンサルテーションやオンライン授業のガイドライン化にも取り組んでいます。

KEYWORDS
授業UD インクルーシブ教育システム 学級経営 合理的配慮 オンライン授業
REPRESENTATIVE WORKS — 代表的な研究
インクルーシブ教育システムにおける授業のユニバーサルデザイン化の意義に関する理論的検討 熊本大学教育学部紀要 / 2020
わが国の教育心理学的研究は特別支援教育にどのようなエビデンスを与えているのか 教育心理学年報 / 2019
ユニバーサルデザインの視点をふまえたオンライン授業ガイドラインの作成 熊本大学教育学部紀要 / 2021
多様な教育的ニーズのある児童生徒に対する支援・配慮に関する学校教員の意識 熊本大学教育学部紀要 / 2024
02

発達障害児の
心理学的特性

自閉スペクトラム症のある子どもは、自分や他者の心をどのように理解しているのか。自己像の認知や情動の読み取り、表情の模倣や視線の動きといった「ソーシャルブレイン」の働きに着目し、発達のプロセスを実証的に明らかにします。あわせて、発達障害児の自尊心を測る多面的自尊心尺度の開発など、臨床に活きるアセスメントの研究も進めています。

KEYWORDS
自己像認知 情動理解 表情模倣 視線解析 多面的自尊心尺度
REPRESENTATIVE WORKS — 代表的な研究
自閉症スペクトラム幼児における自己像理解と意図理解の発達的関連 ― ソーシャルブレインの観点から 乳幼児医学心理学研究 / 2014
自閉スペクトラム症児における表情模倣と視線追跡 熊本大学教育学部紀要 / 2017
発達障害児のための「多面的自尊心尺度」の開発 ― 項目選定と妥当性・臨床的有用性の検討 日本特殊教育学会 / 2013
自閉症幼児における色と形に対する認知特性 熊本大学教育学部紀要 / 2009
03

ダウン症児の
発達支援

ダウン症のある子どもの心の理論の発達や、運動・動作の特徴に着目しています。臨床動作法の観点から歩行動作を定量的に分析するなど、身体と心の両面からアプローチし、一人ひとりの発達に寄り添う支援の方法を検討しています。

KEYWORDS
心の理論 臨床動作法 運動・動作の発達
REPRESENTATIVE WORKS — 代表的な研究
ダウン症児における心の理論の発達 ― 因果関係の理解及び現実と空想の区別との関連 日本特殊教育学会 / 2011
青年期ダウン症者における歩行動作の特徴 ― 臨床動作法の観点から見た定量的分析 熊本大学教育学部紀要 / 2013
年長ダウン症児における肥満要因の検討 ― 活動量と安静時酸素摂取量の関係 熊本大学教育学部紀要 / 2011
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